vol.013おめでとう、大阪近鉄バファローズ!
大阪近鉄バファローズが遂にリーグ優勝を成し遂げた。
大阪近鉄バファローズにはテーピング等のスポーツメディカル製品を始め、サプリメント等で3年程前から大変お世話になっている。特に育成担当、、、「トレーナーの親分」的役職にある 小澤さんには当社サイトのコラム「トレーナーズボイス」 でも執筆頂いたり等々、非常にお世話になっている。 もちろん、「アンダーアーマー」を着用している選手も多い。
と、いうよりも個人的に、一番友達が多い球団が大阪近鉄バファローズである。今年も8月に主力選手沢山と一緒に飲みにいった。毎年毎年一緒に飲み食いはするのだが、今年はチーム状態もよかったこともあって、皆、やたらと元気が良かった。(元気良すぎ...?)今年から外野手にコンバートされ、不動の5番打者の地位を確立した磯部選手、巨人から移籍して今期7勝を上げている三沢選手、中継ぎの切り札、岡本投手、大学の同級生で10年前の新人王高村投手等々、激しい首位争い演じているペナントレース同様、ドームスタッフともども激しく飲み競った!
なかでも、ホームランキング、タフィー・ローズは最も親交の深い一人である。その日も移動の車の中で色々な話をしたのだが、昨年と違い報道陣の多さ、試合前に書くサインの数の多さ(試合前に1,000枚以上のサインを頼まれるらしい! 昨年はせいぜいMax20枚程度だった。)、TV取材等々、あまりにも変わった周辺環境に戸惑いは隠せない様子だった。(ただ「飲み」っぷりは昨年同様だけったけど。)
で、その「飲み会」の約一ヵ月後、あのバースも達成できなかった日本タイ記録のホームラン55号を見事にかっ飛ばしたタフィー。鳥肌が立ちまくった。やはりトップアスリートのゲームにおける迫力のパフォーマンスは「友達」という定義をいとも簡単に吹き飛ばしてしまう。TV映像を通じて見る単なる一人の「ファン」となってしまった。そしてその直後、あの感動の優勝決定の瞬間を目の当たりにし、更に更に「ファンのどん底」まで突き落とされてしまった!
で、先週の土曜日、三沢投手、大塚投手にアンダーアーマーの納品に千葉マリンスタジアムを訪問した。多少の報道陣を予測はしていたが、まあ凄い数であった。すっかり「ファン化」した僕はかなりたじろいだ。あと、これまた親交の深いスポーツライターのマーティー・キーナート氏もグランドにいたのだが、彼とはスポーツの現場であうのは初めてだ。僕的には「マーティーが大阪近鉄の取材にくるななんて...。」という感覚。(マーティー、もっと現場に足を運ばなくちゃ、駄目だぞ!) そんな中、クロヤマの報道陣の中心にいるウォームアップ中のタフィーを発見、「Hey, タフィー!」と一声かける。すごいホームランを見せつけれられ、すっかりファン化している僕、報道陣に囲まれているタフィーに若干の遠慮を感じながらの一声だった。で、僕を発見したタフィー、凄い勢いで走りよってきて「シュウーーーー!」とかいいつつジャレついてきた。周りを取り囲む報道陣は彼にとって、結構なストレスになっていたのだろう、僕を発見して何故か安堵の表情を浮かべていた。そして「まだいるだろう? あとで、ロッカーでゆっくり話そう!」といってバッティングゲージに向かっていった。まあ、タフィーはバッティング練習後も色々な報道陣に囲まれ続け、最後のインタビューが終わってやっと「シュー、早くロッカー行こう!」と、いうことでロッカールームに入った。ロッカールームに入ったタフィーは矢継ぎ早に15分ほど色々なことをしゃべりっぱなしだった。55号を達成した喜び、、、バースが成し遂げられなかった55号をかっ飛ばし、またそのかっ飛ばしたこと事実だけではなく、その55号を打ったことを日本人がAccept(受入れること)してくれたこと...を本当に嬉しく思っているらしい。そんな素敵なマインドが記録を達成させたのだろう。
タフィー曰く、「イチローも首位打者を取るだろう。で、俺は日本のホームラン記録をぶち破る。すごいインターナショナルだよ、最高だね!」といって不敵な笑みを浮かべていた。ま、そんなまともな会話のあとは最近の報道陣の多さに対する文句ばかりだった。凄いストレスを感じている模様だ。「俺は単に野球が大好きなだけだ。とにかく一年でも長くやりたい。でも、野球が終わったあとの時間を楽しく過ごすのも大好きなんだよ、シュー、分かるだろ?」そりゃ分かってますよ...楽しいことが大好きなくらいは...。
「とにかく、今はもうハデに動けないよ。でもシリーズ前、時間があるから内緒でどっか行こうぜ!」 だって。ま、どうなることやら。タフィーと楽しく話してたら、遊撃手のギルバード(ドジャース時代からアンダーアーマーを愛用中)、巨漢投手のバーグマンも話に参加してきて、ロッカー内が結構騒がしくなってきたところ、最もうるさい磯部選手がわって入ってきて、優勝の瞬間に起こった楽しいエピソードを教えてくれたり...そんな状況を四番打者中村ノリがニタニタしながら眺めてたり、、、とまあ何とも楽しいロッカールームになった。
僕は昔からロッカールームでの「バカ話」が大好きだ。高校生の頃から先輩達の繰り広げる「バカ話」合戦で「ギャグセンス」が磨かれてきた。それは大学に行っても、米国に行っても、NFLヨーロッパリーグに行っても、プロ野球チームに行っても全く同じだ。アスリートの「バカ話」本当にくだらなく、またそのくだらなさが僕の「笑い琴線」に触れる。それやこれやで、優勝した直後の大阪近鉄のロッカールームはとって賑やかであった。
という訳で「大阪近鉄バファローズの優勝おめでとう」レポートでした。日本シリーズ直前の「夜の日本シリーズ」のレポート、できればします...。
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