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社長コラム:PRESIDENT’S COLUMN

vol.015構造改革、、、っていうかマズいでしょ、今のままだったら。

最近、小泉改革の旗色が芳しくないご様子。テロによる株価急落や狂牛病(英語で言うと"Mad Cow Disease" 当社スタッフ、深瀬曰く"闘牛病")等の「有事」がその引き金であろう。ただ、昨今のデフレ状況が企業収益を圧迫していることは逃れようのない現実であり、企業収益が圧迫されれば税収は当然落ちる。歳出を抑えないと国のバランスシートは更に悪化していく。

実際、イチ個人として言わせてもらえば「景気対策」など打ったところで、将来の不安が消えることはまずありえない。ほとんどの人間は過敏な自己防衛本能をもっている。自己防衛イコール「質素倹約」であり、ますますのデフレを招く。今までやっていた「付け焼刃」的対処ではどうにもならないことなど、とっくのとうに気付いているはずである。その上で「景気をどうにかして欲しい」「雇用だけはなんとか確保して」などと、のたまわっているのが烏合の衆なのである!  「国民」とはなんとも強欲なものか。そもそも、資本主義社会、市場経済には「破産」は大原則の一つである。今まではまあ、「グレイト」とは言わないまでも、そこそこ安定した、いい生活を送れていたはずだ。腕を見ればローンで買ったロレックス、娘はブランドのバッグを持ち、妻はホテルでイタリアンランチをむさぼる。20年前はほんの一握りの人々しか味わえなかった暮らしが今はごく「普通」である。

もらってばかりの人生はあり得ない。何かを失わないと何かを得られるはずがない。今こそ、各自が何かを捨てるべきであろう。とにもかくにも、マズは「ビビらない」ことだ。どうでもいいではないか、近所に郵便局がなくなったって。...その分、土地や生活費は安く都心よりは優雅な暮らしな訳だ。どうでもいいではないか、わざわざ23区に住まなくたって。...クニに帰れば実家の仕事はあるし、生活費なんて大してかからない...。選ばなければ、なんとでもなる。選びたければ努力することだ。リストラされるのも、努めていた会社が倒産するのも、責任の一端は自らに帰するってものだ。 あまりにも当り前すぎて、「当り前田のクラッカー」なのだ!

「構造改革」については色々な人々の意見が飛び交っている。でも、僕の意見は終始一貫して「改革断固推進」である。これまたあまりにも当り前すぎて、力を入れて熱弁振るうのもかなりむず痒い。改革しなければこの先、一体どうなるのだろうか? そのことをちゃんと考えたことあるだろうか? だれかスーパーマンが現れて、株価や地価を吊り上げてくれるだろうか? 

「構造改革」には回答はない。これも当り前のことだ。何といっても土地が上がり続けた時代が終わったのだ。つまり、新しい時代が始まった訳で、過去の羅針盤はまるで通用しない訳だ。これからの時代にあった羅針盤は新規に作成しなければならない。これは大変な作業であり、創造力というタレントを要する。更に「造る」にはそれなりの「こだわり」とエキセントリックなまでの「実行力」が不可欠であろう。誰も見た事のない「新しい羅針盤」それは議員内閣制ながら、一応は我々が選んだ「リーダーの独断」の下、着実に実行されなければならない。この決断は難しく、また実行は更に難しい。だからこそ一致団結が必要なのだ。「もう、しかたがない、とことんまでやろう」と! そしてその改革が失敗したら、それはそれで「我々の責任」の一端である。所詮は一市民、まな板の上のコイになって応援するしか手はない訳だ。「どうぞ、美味しく食べて下さい、暴れはしませんから。」と。

よく米国出張に行く。
一番驚くのが「ガソリン」の価格差である。日本のガソリン代は米国の約3倍弱する。どうだ、ムカつくだろう! 一体誰が悪いんだ! 原油価格は誰もが知っている世界の市場価格のはずだ。当然流通が悪い訳で、その根幹は石油公団なんじゃないのか! この辺、詳しくは知らないけど、報道を見ている限りそんな感じがする。http://www.jnoc.go.jp/cp_gaiyo.html 石油公団の概要。この総裁って幾ら給料もらっているんだろう。赤字でも責任は問われないのだろうか? 民間企業のトップは会社と一蓮托生、赤字や倒産は即ち個人の破産に直結している。真剣さは自ずと変わってくるだろう。

また、反対にアメリカ人に驚かれるのが「駐車場」代金である。アメリカの都市生活者は殆どが青空駐車で、当然駐車料金は無料である。(僕は月に駐車場代金だけで6万円も払っている。)土地も広いのだから当然だろうけど、レストランも駐車場を併設している場合が多い。更に更に車検制度がある日本では否応無しに2年に一度大きな出費が課せられる。盛んに言われている高速道路代金は言うに及ばず。マイカー派の僕にとっては解せないことが数々ある。

、、、、とこんなミクロをチクチク上げていったらキリがないのは重々承知はしている。ただ、あまりにも今の日本は住みづらい... うーん、豊かではないのだ。とにかく辛い思いだけをするのが構造改革ではない。真の豊かさを享受できるようになるのが構造改革だろう。僕にしてみれば、豊かさは「ブランドもの」なんかではない。真の豊かさとは、生活に根づいたミクロな住みやすさだ。僕の友達の住む、NYのマンション、入り口には毎日タキシードを着たオールバックのかっこいいベルマンが立っている。フロントにもこれまたタキシードを着た「フロント男」がにっこりと微笑えみかけてくる。当然、僕が未確認人物なら、笑顔が怒顔に変わり、追い出される羽目になる。宅配の授受は言うに及ばずホテル並のフロントサービスをしてくれる。重い荷物があれば、エレベーターまで運んでくれる。(マンションはチップ無しでもOK) 僕のマンションは... 一応、東京の都心部にあるにはあるが、、、管理人のオジさん、作業着を着て今日もボケーっと座っている。家賃はほぼ同じ。あー、なんだこの違いは。

もっとミクロに... 中央分離帯の植木、どうにかならないか?あんなもの作るから、メンテ代はかかるし、メンテ中の渋滞や事故の原因となっている。なんてチンプンカンプンなのだろう。

とにかく、競争のない社会はチンプンカンプンになったり、なんとなく貧乏ったらしくなったりする。「ゆうぽーと」なんかもそのいい例だろう。これ、郵政省管轄の事業だろうが、結構いい場所にデーンとでっかい建物をもっているが、どっからどう見ても、うすら寂しさを感じる施設である。「ゆうぽーと」から出てくる瞬間を他人に見られたら、恥ずかしい気持ちさえしてしまうだろう。まず「今日はゆうぽーとでデートしようよ」なんてことにはならないだろう。決して「ゆうぽーと」に恨みがあるわけでもないし、「ゆうぽーと」で働いている人が悪いと言っているのでもなんでもない。競争がない、という構造が問題なのである。宝の持ち腐れ! そりゃそうだろう、倒産する訳でもなければリストラされる訳でもない、5時になったらすーっと帰宅... この不況下、隣のビルは「必死の生き残り策」を展開しているにもかかわらず! 

先日ソニーのウォークマンの生みの親として名高い黒木靖夫氏の本を読んだ。その中で不信にあえぐ自動車メーカー、日産の塙社長(当時)以下、取締役達と車のデザインに付いて話し合った場面の述懐があった。黒木氏問うて曰く「この中で、一体誰がデザインの最終決定をするのですか?」 日産経営陣問われて曰く「ムムムム」。この述懐では当時の日産には最も大事なデザインに対して、誰も責任を負っていなかったことを物語っている。その状況に直面した黒木氏、半ば飽きれて曰く「デザインなんてモノは結局、誰かの独断でやらなきゃ駄目ですよ。それでないと良いものは作れませんよ。」と。デザインにも回答はない。誰かがそのプロジェクトに責任をもって、「こうやろう!」というしかない。これはデザイナーの問題ではなく、正に「構造問題」である。成功か失敗かは二の次で、権限と責任、また成功時の報酬を明確にして「任せる」べきだろう。当然、ソニーにも失敗作は沢山ある訳だ。ただ、構造的には何時でも誰も思いも拠らなかったようなヒット商品が生まれる土壌があるわけだ。巨人、松下電器を追いつき追い越した(?)のはこんな構造があったからに他ならない。

映画「ジュラシックパーク」、豪華なCGが話題を呼んだが、僕には忘れられない一場面がある。「生命は繁栄を求める」(セリフは違うけど、意味はこんな感じ)という、博士の言葉だ。「ジュラシックパーク」は基本的にメスしかおらず、計画的にしか繁殖しない。しかし、生命のもつ微妙で逞しい力はあらゆる計算を凌駕する、といった意味だ。「うーん、なるほど...。」と唸らされたものだ。人間開き直ればそれなりに生きていける。失業者が増えれば、そこには未知なるパワーが生まれて、自然に違う産業ができて、その失業パワーを包含すると思う。確信などない。でも、人間はそんなものだ。失業して、後がなくなれば何か本気の知恵が生まれる。生き残ろう、と本気になって考え、実行していくはずだ。

世界最高のCEOといわれるジャック・ウエルチ。彼は「柔軟に考えることだ。どの道、予想は外れる」といった。生意気ながら、これまたよく分かる。モノゴトは想定通りには決していかない。つまりモノゴトが想定から外れた場合、具体的にどのように対処するかが最も大切って訳だ。ただ、その時には過去の反省を活かさねばならないし、その反省を活かすことにより、改善が進む訳だ。先日、テレビ東京で、ジャック・ウエルチの特番をやっていた。ここで、そんな彼の特色を垣間見ることができた。場面は小谷キャスターが、ウエルチの自宅内のトレーニングジムにて、トレーニングをしてみろ、といわれた所から始まる。「じゃあ、これを10回やって」 必死に10回を目指してこなす小谷キャスター。8回目くらいまでこなした瞬間、「15回やってみよう」とウエルチ。「10回っていったじゃないですか!」 と小谷。「今、変えた。」とウエルチ。うーん、何とも柔軟。通常この手の人間は二枚舌、などと呼ばれる。しかしウエルチはそんな「変身」をまるで気にする人ではないのだろう。状況は変わるのだ。また、そんな「変身」をいとも簡単に納得させるだけの、ハードワーク(様々な具体的なシミュレーションやフィージィビリティースタダィー等)が彼の背景にはあるのだろう。大切なのは「本気」になってどう対処するかである。

まとめ;
とにもかくにも、リーダーについていく。そして各個人の責任を全うする。万が一、不幸があっても、マズはそれぞれ個人が柔軟に捉え、次の手を「本気」で考える。すれば、何か知恵が生まれ、産業は育まれる。とにかく、ぐちゃぐちゃ言ってたら絶対に勝てないし、何も始まらない。駄目なら駄目の烙印を押してもらったほうが楽である。

もうモノゴトにいちいちグチャグチャいうのはやめにしょう。国は明らかにピンチである。ピンチの国に救ってもらえるはずがない。むしろピンチの国を救うのが、自分のピンチを打開する。人助けが自分を助ける... 結局のところ自分の人生は自分で切り拓くしかないのだ。

まずは自らの構造改革を!

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